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2007年は一ヒツ祭りでした!
2008年も一ヒツ祭りで!!!

昨年はたくさんの方に遊んでいただいてとってもたのしかったれす!
まったりな歴史スペからブリチ来て良かったですwww

特にハナちゃん!!
あたしを素敵ワールフォに連れ込んだ罪はとんでもなく重いですwww

2008年は頑張ってかっこいいヒツを描くのが目標w
多分どんどんショタ化してゆくでしょうw

そんなこんななサイトですが観てくださっている皆様本当にありがとうございます!
がんばってもう少し更新を早くしていきたいです……

それでは2008年もよろしくお願いいたします^^

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もーすぐ冬なのですね…冬コミ……
もういっこ本をだしたかったけど、一ヒツ本を出したかったけど…
一ヒツのせいで(映画)出せませんwww
暇さえあれば(ないのに)映画行こうと…

一日中一ヒツ!んもう一ヒツ!
もぉぉぉぉvvvvv






ようちえんじのくりすます


今日はクリスマス
幼稚園ではクリスマスのパーティをする予定で
先生たちが教室をきれいに飾り付け
たくさんのおやつと料理
そしてクリスマスケーキ

みんなでプレゼントも持ち寄って楽しい楽しい一日の予定
チビも別にみんなと遊ぶのはどーでも良かったけど
一護先生とのパーティはとっても楽しみにしていて
プレゼントも一護先生にあげようとそれはそれは芸術的な一護の絵を描いた

でも、いっつも肝心なとこでやらかしちゃうチビ
やっぱり今回も風邪を引いて幼稚園をお休み

ママはお仕事を休んでくれて看病してくれたけど
一護に会えない
一護とケーキが食べれない
一護にプレゼントをあげれない
一護と遊べない
みんなは一護と遊んで、プレゼント交換したりして楽しく過ごしているのに
自分は熱出して、ケーキどころか桃缶しかもらえない

けほけほと咳をしながらお布団のはしっこをつかんで
布団に潜る

(そうだ!ママがトイレ行ってるときに幼稚園いけば…)

チビの脱出計画

そーっとそーっとお洋服に着替えて
熱でくらくらするけど一護に会いたい

もっかいお布団へ戻ってじっとママがトイレへ行くのを待つ

しばらくして
『寒いわねー』といいながらママがトイレへ…

(やったぁ)

とてとて走り一護にあげる絵をもってお外へ

上着はママがチビの届かない高いところにかけてあるので
寒いけど我慢

そっと玄関をあけて外へ出る

おもったよりもずっと寒い
一瞬お家へ帰ろうかと思ったがそれより一護が勝った

風がぴゅーぴゅーふいていて
絵を飛ばされないようにしっかりぎゅっと握りしめ
歩き出したチビ

いつもは近所までバスが迎えにくるので
実は幼稚園までの道をチビは知らない…ことをチビは知らない

『あれ……?』

しばらく歩いてやっとどうやったら幼稚園に行けるのか分からないことに気付く

『あ……』

でも ここまで来たのだから(100メートルくらい)行かなきゃと思って
頑張って歩き出すチビ

もう一つチビが気がついていないのは
今日 幼稚園ではクリスマスパーティだけで、お昼すぎにはみんなお家へ帰るということ
もうお昼はとっくにすぎていたし
チビも昼ごはんに桃缶を食べた

そんなことには気づかず黙々と歩くチビ
ふらふら よたよた ふらふら よたよた

『さむぃ…』

早くもべそをかき始めるチビ

『ふぇ……』

立ち止まって周りを見渡すとなんだかよく分からない場所

『ここどこ……?』

急に不安になってきて

『いちごぉ…』

一護の名前を呼んでみる

近くで犬が吠える
その声にチビはびくっとして座り込む

熱が上がっているようで顔も真っ赤
息も苦しい

『い…ちごぉ…ふぇぇ…』

ぐすぐす泣き出したチビ



『冬獅郎!!!!!』

突然聞き慣れた声が降ってきた

『!』
『何やってんだお前!』

涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をあげるとびっくりしたような怒ったような一護が
走ってきた

『いちご!』

立ち上がろうとしたけどふらふらしてつんのめってしまった

『あ!おい!冬獅郎!』

すぐにチビを抱き上げて

『何やってんだこんなとこで!お前今日風邪で休みだって言ってただろ?それにこんな薄着でなんだって外ふらふらしてんだよ!』
『ようちえん…いこうと…おもって…』

しゃくりあげながら話すチビ

『幼稚園って……今日はもうみんな帰ったぞ?クリスマスパーティも終わったし
オレも今から帰ってお前んちにお見舞い行こうって…』

チビの手にあるものに気がついた一護

『冬獅郎?それ…なに持ってんだ?』
『え…』
『え?』
『いちごに…あげるえ』
『オレに?』
『くりすますだから…』

だんだん小さくなるチビの声

『あ…ちょ…おい冬獅郎!』

一護の腕も中で苦しそうに息をする子供
けほけほしてるし
熱もだいぶ高い

『と…とにかく帰ろう!』

自分のマフラーをチビにぐるぐる巻きにしてやって
急ぎ足でチビの家へ

『あらやだ!一護先生!冬獅郎!ドコ行ってたの!』

ママが玄関先でおろおろしていた

『なんか…幼稚園に来ようとしてたみたいで…』
『え?この子道知らないのにどうやって…』
『えぇ!…だからあんな変なとこ歩いてたのか…』

チビが歩いてたのは微妙に幼稚園とは違う方向
バスで幼稚園に行くときは外なんて見ないからさっぱり道なんて知ってるはずもない


『とにかく 冬獅郎すっげえ熱あるから寝かせないと!』

急いでチビを中に入れ、布団へ押し込む
いやがるチビをなだめながらなんとか薬を飲ませ
冷えピタを貼ってやる

『ふぅ…全くお前なんでこんなことしたんだ?こんなんじゃ風邪も治んないぞ?』
『……だって…』

一護に会いたかったから
一護にプレゼント渡したかったから
一護がみんなとあそんでるのがくやしかったから
一護と
一護に
一護が……

『ふぇぇっぇ……』
『冬獅郎!どうした?なんだよ 泣くなよ!』
『うぇ……』
『…どうしたんだ?』
『いち…ごにあれあげたかった』
『ん?あれ?』

チビの目線の先にはぎゅっと握りしめすぎたせいでくしゃくしゃになってしまった
チビが描いた一護の絵

そっと広げる一護

『お前が描いたのか?』
『うん』
『はは!じょーずだな!』

ぶっちゃけ何が描いてあるのかよくわかんない絵
でも一護には何が描いてあるのかちゃんと分かる

『オレこんなに太ってねぇぞ?』

もぞもぞチビが布団の中で動く
小さいおててが出てきて一護の服をつかむ

『くりすますパーティしたい…』
『ん?あぁ…お前できなかったもんな…じゃあ 風邪が治ったらやろっか!
だから早く治さなきゃだめだぞ?』
『あしたやる』
『おいおい…さすがに無理だろ?』
『大丈夫だもん』
『明日お前が治ってたらな?すこしでも熱あったらだめだぞ?』
『なおる!』

せいいっぱい叫ぶチビ
そんあチビの小さい手をぎゅうっと握って
頑張ってなおそうな?と笑いかけてやる

すっかり疲れてしまったのか
チビの目がとろんとしてきて
すぐに寝息が聞こえてきた

しばらく手を握っていたが 冷えてしまってはいけないと
手を布団へしまってやる

そのまま立ち上がってそっとチビが起きないように離れる
チビが一生懸命描いてくれた絵を持って



『また明日様子見にきます』
『すみません…あの子ご迷惑を…』
『いいえ それじゃあいつ起きないうちに帰ります』

チビの家を出る一護

『あ…あいつにプレゼントやるのわすれちまった』

ポケットに入れっぱなしのプレゼント
チビはお絵描きするといっつもいっつも一護を描くから
チビのクレヨンのオレンジ色と肌色はもうとってもちっちゃくなっていて
描きにくそうだったから
文房具屋さんで個別に買ってきれいに包装してもらった

『今度二人でパーティしたときにあげるか…』

ちっちゃくなってしまったクレヨンで一生懸命描いてくれた絵
家のどこに飾ろうか……
いつも見れる場所に貼ろう
カレンダーの横
玄関の内側
それともいっそ天井に貼ろうか

そんなことを考えて楽しそうに帰る一護

しっかりチビの風邪をもらって2日後に発病してしまうのはまだ本人は気づかない
2日後に気合いと根性で風邪を治したチビが一護が幼稚園に来ないのを知って
帰る!とわめきだすのもまだ知らない

結局クリスマスパーティが出来るのは1週間後……





『お前いくつになったんだ?』
『さぁ……』

誕生日なんだからといつも冬獅郎に食わせているケーキ屋のケーキではなく
いわゆるデパ地下まで行ってフルーツまみれで生地の全く見えないような
近所のケーキ屋の3倍はする値段のケーキ
いつもの経費(チビの金)ではなくオレの小遣いで買った

フルーツがいっぱいなので一秒でも早く!と帰って
オレの部屋に来ているはずの冬獅郎の元へ

箱を開けてケーキを目にした時の冬獅郎は
目がキラキラしてて、ちいさな口の端から今にもよだれが垂れそうで
ケーキを今すぐ食べたいと思っているであろう冬獅郎をオレがいただきたい

『なー早く切ってくれよ!』
『ばーか!全部お前が食っていいんだよ!』
『マジで?』
『もちろん』

その前にローソクを立てて誕生日らしくしてやろうと思って
聞いた台詞だった

結局本人も分からないようなので
オレの独断で10本立てようとしたら1本折れたから9本
さすがにリンゴには刺さらなかった


『9歳でいっかw』
『ばか!んな訳あるかよ!』

からかいながらフォークを持たせてやると
ざくっといきなり真ん中に積み上げられた苺にフォークを
突き刺す冬獅郎……ちょっと凹むって

でも口いっぱいに入れた苺の果汁を口から溢れさせながら
おいしそうに食べる顔は可愛くて素直に嬉しい
ただ、苺の汁を手で拭っている様なんかをじっと見てしまうと
いかんことを想像してしまって…

『いちご!お前食わねぇのか?』


いや、食べたい
ケーキじゃなくて

『あぁ じゃぁオレも少しもらうよ』
『ほら』

といってフォークに乗せられるだけ色んなフルーツを乗せて
オレの口元へ持ってこられた

いつもは絶対にしてくれない『あーん』だ

『冬獅郎…』
『な…なんだよ!いらねぇのか!』
『いや!食う食う!』
『ほら早く!』

早く食えとフォークを押し付けてくる冬獅郎を見つめながら
大きく口を開けてケーキを頬張る
オレが食った瞬間冬獅郎の頬が少し赤くなったのは
気のせいだろうか

『うまい!』

そういって笑顔を向けてやると
少し恥ずかしそうに上目遣いになった冬獅郎が
もう一回ケーキを差し出してくる

『オレ…こんなに食えねぇし……』

言い訳みたいに言ってますます赤くなってる

いつもオレが食わせてやったり
というか冬獅郎の世話ばっかりしているので
逆の立場になって少しうろたえていて可愛い

ほっぺについたままのカスタードクリームもかわいい
ぎゅうっとフォークを握りしめた手もかわいい
困ったような顔もとんでもなくかわいくて

気がついたらフォークを持った冬獅郎の手首をつかみ
引き寄せてほっぺのクリームを舐めていた

『ちょ!なにすんだよ!』
『コッチのほうがうまいなw』
『なっ!ばか!』

手を振りほどこうとしたはずみでフォークに刺さっていたクリームまみれの
フルーツが冬獅郎の半ズボンから伸びたふとももにべったり

『うわ!』
『あーあ…だめじゃん冬獅郎!もったいねーって……』
『ばばばか!やめろっていちご!』

冬獅郎のふとももに唇を寄せて舌でフルーツを掬いとる

くすぐったがりな冬獅郎はびくん!と体が跳ね上がる

『いちご…』









あー……これはいけない
このまま書いてはいけないw




今日一護のやつからプレゼントだといって
変な形のペンダントをもらった

『なんだこれ?いびつな形だな?』
『いいから!いつもつけててくれよ?』
『わ…わかった…』

真剣に言われてなんでこんなもの着けなきゃならねーんだ
って思いながらも一護からのプレゼントが正直嬉しい

なのに入れの口からは
『もっと役に立つものだったらよかったのに』
とか
『食いもんが良かった』
とかしか出てこない
まぁケーキの箱がすぐそこにおいてあるから
食いもんはクリアか


二人でケーキを食って
(途中でエスカレートした一護には渾身の肘を食らわせておいた)
風呂にはいることにした
ふとももがクリームで気持ち悪かったし
(ほとんど一護が舐めたけど…)


ゆっくり風呂に入って
着替えて

『先に上行ってろよ オレ飲みもん持って行くから』
『あぁ…わかった』

先に一護の部屋に入ってることにする
ベッドに腰掛けて足をぶらつかせながら
ふと一護の机に小さな箱があるのが見えた

『……』

気になってしまって悪いとはおもったが
中身が見たくなって素早く箱のふたを開けた

『……あれ?これ…』

自分の首からさがったペンダントを手に取って眺める
次に一護のと思われる箱の中身 これもペンダントなんだが
それも眺める

(これって…)

そっと一護のペンダントを自分のに近づけてみた

『あ…』

くっつけた二つのペンダントは
一つではあんなにいびつとしか見えなかったのに
並べてみるとちゃんとハートの形になった…
一護のペンダントは大きなハートの真ん中が
複雑なジグソーパズルのとうな形にぽっかり穴があいていて
その複雑な穴の形そのまんまがオレの首からさがってる

『あ!冬獅郎!見ちまったのか…』
『いちご…』

マグカップを二つもた一護が背後から
気まずそうにこちらを見て言う

『なんかお揃いのもんにしたくてさ…でも冬獅郎割れたハートの形とか
いやがりそうだったし 全く同じもんてものなんか…な…
それだったら冬獅郎のは何の形だかわかんねーしフツーに着けれそうだと
おもってさ…』
『……』

こいつなりに足んない頭働かせて選んでくれたらしい
なんだかすごく恥ずかしくなって何も言えなくなってしまった

『冬獅郎?やっぱ嫌だったか?』
『ちがう…』

またオレの心配ばかりする
いつもそうだ
どんなわがままいっても
どんなに不機嫌になっても
ケンカしても
遠くても近くても
いつもいつもオレの心配ばかりする一護

それは一護の性格なのだろうが
そんなにオレは頼りなく見えるのかとたまに本気で思う

『ありがと…』

何をいっても一護はオレのことを一番に考えてくれて
オレはそれに甘えてばっかりで
いろいろ言いたいことはあったけど
今日はケンカもしたくないし 一護に心配もさせたくない

マグカップを机に置きながら
オレの顔を覗き込む一護

『冬獅郎 誕生日おめでとう』

って何歳だか知らねえけど…なんて困ったように笑う一護が
すごくすごく大切に見えた

『いちご!』

自分でもびっくりするくらいの勢いで
一護に飛びついて背中に手を回した

そんなオレの頭や背中や肩をゆっくり優しくなでながら
『冬獅郎…』
とささやく一護

一護の胸に埋めていた顔を離されて
抗議するように見上げると
額にキスされた
次に瞼に 頬に 鼻の頭に
顎に 

そしてゆっくりぎゅっと噛み締めてしまっていた
オレの唇に……












誕生日ネタ…冬コミ用に本作ったのに
違うネタでよろしくどーぞ……

ってか23:30から書きはじめるもんじゃないですね
もう!チビの誕生日おわっちゃうじゃん!!!!!!!!!!
ケーキ買って食べようと思ったのに!
仕事伸びるは 社員の人生相談するはめになるわで
もうこんな時間だよ!
びええ…

よーちえんじ



今日は遠足 っていってもバスに乗って大きな公園でお弁当食べて
みんなで遊んで お絵描きして変える予定

チビはバスが嫌い
気持ち悪くなるから
朝 バスで幼稚園に行くのも好きじゃない
発進したり止まったりが気持ち悪い
曲がり角も嫌

遠足っていったら毎朝乗ってる距離とは桁ちがい
でも一護と遠足はどーしてもいきたいから
お弁当とおやつ持って
みんなとバスに乗り込む

チビが乗り物酔いするのは知ってるから
一護は自分の隣に座らせる

『気持ち悪くなったら言うんだぞ?冬獅郎?』
『…ぅん』

気持ち悪くなってからじゃ遅い
しゃべったら吐きそうになるから
でも気持ち悪くなるまで
我慢するチビ

外の景色がいつもと違う
知らない川とか大きな学校とか
はじめはそんな風景を楽しそうに見ていたチビ
でもだんだんと胸あたりがもやもやしてきて
外の流れる風景を見てると目が回ってくる
車内に顔を向けて目をつぶる
今度は体に感じる揺れや発進するとき
信号で止まるときの振動で更にきもちが悪くなってくる

『冬獅郎?気持ち悪いか?』
『……』

すでに声も出したくない
かすかに頭を縦に振って
具合が悪いことを一護に知らせる

『寝ちまえばヘーキだぞ?』

って言われても昨日早々とおふとんに連行されたチビは
いっぱい寝たので眠くないし
こんなに気持ち悪いのにころっと眠れる訳もない
横になったら吐いてしまいそう

『もうすこしだからな?がんばれ』

既に顔は真っ青で
必死に耐えるチビ
優しく一語が頭をなでてくれるけど
それすらもうざったく感じてきた
車に酔い始めると車内特有のにおいが気持ち悪くて
息をするのも嫌になってきた
出来るだけ息を止めてあまりにおいを吸わないようにするけど
気持ちが悪いのには変わりなくて
どんどんぐったりしてきたチビ

時間的に幼稚園を出発してから1時間もたっていないのに
チビにはもう6時間も7時間も中に閉じ込められて
いる気分



『冬獅郎着いたぞ!みんな!公園に着いたからな!自分の荷物はちゃんと持って
順番に降りるんだぞ!』

きゃいきゃい大喜びでバスから走り出る園児たち
遠くに行くなといくら叫んでも 初めて来た大きな公園に
子供達は大騒ぎで走りまわる

『冬獅郎?降りれるか?ここにしばらくいるか?』
『……おりる』

バスの空気をもう吸っていたくないチビ
早く外の新鮮な空気を胸いっぱいに吸いたい

一護がチビのリュックを持ってちびの手を引いて
ゆっくりバスを降りる

遠足なのでいつもより先生は多い
普段お手伝いにしか来ていない先生や数人の保護者もいるので
一護は車酔いしたチビの面倒を見るように言われた

『この組の子達はお母さん達に見てもらいますから 黒崎先生は冬獅郎くん
のことよろしくお願いしますね』
『あ…はい!』

一護はぐったりして一護の腕にぶら下がるようにしているチビを
とりあえず近くのベンチに連れて行く

『水飲むか?』
『いらない』

一生懸命外の空気を吸って体の中のバスの空気と入れ替えようと
しているチビ

しばらく休ませよう…とチビの世話を押し付けられた一護は
チビの隣に座る
かわいくて仕方ないチビの面倒を一日見てられるんだから一護としては
とてもうれしい





続くねw


近所に夏くらいにカワユい子猫が生まれました(野良)
とんでもなくカワユかったので、しかもとんでもなく人見知りな猫なので
毎日挨拶してました
『おはよー日番谷くん』
『ただいまー日番谷くんv』

さいきんおっきくなってカワユいことはカワユいのだがなんか違うので
「おはよー黒崎くん』

に変えました
成長しない猫がいないとだめね……




ばんそーこ


『疲れた……』
『あー、お前も大変だなw』
『あぁ……』


現世に来てからなんだかんだで言うこと聞かない愉快な仲間たちを
まとめるチビの苦労は相当

一護の学校がお休みなので二人で散歩

でもチビが疲れているようなので遠出は出来ず
近所をうろうろするだけ

『一護 のどかわいた』
『だなー』
『あそこにジュース売ってる!』
『お前何がいい?』


ぶどうジュース片手に公園を覗きベンチに座りたいと言い出すチビ
それに答えつつペプシを一気に半分空ける一護


相当疲れているらしいチビは歩くのもふらふら危なっかしい

『冬獅郎!前見て歩け!』
『わかってるって!そんな言われなくて……うわっ!』

振り返りながら一護に文句を続けようとしたチビの足下に転がってた空き缶
足を踏み出しながらしゃべってたせいで思いっきりバランスくずして前のめり


『ってー!』
『だ、大丈夫か?冬獅郎?』
『なんともねぇよ』
『おま!足擦りむいてるぞ!血ぃ出てる!』
『へーきだってこんくらい……ほっときゃ治る』
『だめだ!ばい菌入ったらどーすんだ!』
『どーもしねーよ!」
『ちょっとここ座ってろ!ばんそうこ買ってくっから!』
『あ、おい!いいって!』


チビの制止も聞かず走り出す一護

一人残されたチビは仕方なくベンチに座って足をぶらぶら
今になってじんじん痛くなってきた

気を紛らわそうと
(そういえばジュース…)
見渡してみたら少し離れたところに転がるチビがまだ一口も飲んでない
ぶどうジュース

(あーあ……ちぇ…のどかわいた!)

ふと見るとベンチの上に一護がおいてったペプシ

(………)

そと手に取って一口飲んでみる

『っ……くぁー…!』

のどがぴりぴりして涙が出てくる

『こんなん飲めねぇ!あー早く一護戻ってこねえかな…ちくしょー』

両手ついて空を見上げる


『冬獅郎ー!』

息を切らせながら公園に戻ってきた一護

『遅い!もう待ちくたびれた!』
『ごめん!そこのコンビニなくてさあっちの薬局まで行ってきた!』
『別にいらないのに……』
『いいから足だせ!』

半ズボンなんて履かなきゃよかった…なんでぶつぶついいながら
一護に膝を向ける

『しみるかもしんないけど…』
『……っ』

想像してたよりはしみなかった

『これでよし!』


チビの膝にばんそうこを貼って

『痛くないか?』
『いたくねぇよ!オレは死神だぞ!バカにすんな!』
『死神だって痛いもんは痛いだろーが』
『お前と一緒にすんな!』
『ほら!おんぶしてやろっか?』
『ばばばばか!一人で歩ける!』
『だよな ははっ ほら!帰ろうぜ!』

いつもはもっとしつこくおんぶだのだっこだの言ってくる一護が
あっさりとひき下がって帰ろうと言い出した

(………)
なんか肩すかしくらったみたいで固まるチビ

『なんだよ!歩けんだろ?行くぞ冬獅郎』
『……』

急に不安になって
今日一日中一護にむかって言った文句が頭ぐるぐるしだして
ほんとは言いたくないのに
どうして文句ばっかり
わがままばっかり言ってしまうんだろう

『い……いちご!』
『ん?』
『あ…あし…い…いたくて』
『うん』
『あ……歩けね…ぇ……』
『うん』
『あ…の…』


くるっと振り返ってチビの前にしゃがんで顔を覗き込む一護

『冬獅郎?はっきりいえよ』
『……』

すっごいやさしい目でチビを見つめてくる

『……んぶ…』
『聞こえねーぞ?』
『…おんぶしてっ!』

いいながら一護をにらんだら
すっげぇうれしそうな一護の笑顔

(…やられた……)

『ほら こいよ!』
『ばか!』
『お前がおんぶしてって言ったんだろ?』

にやりと笑う一護

『もういい!歩く!』
『うはは ごめんごめん!ちょっとからかいたくなったんだって!お前言うこと気かねぇからさ?』
『……う…』


観念したように一護の背中によじ登るチビ
一護のペプシ持ったままだったことに気づき

『コレお前の…』
『あ!忘れてた!もう炭酸抜けちゃってるだろ?お前飲んでみれば?』

言われてコクンと一口飲んでみた

『なんか…変なあじ…』
『炭酸抜けちまうと不味いんだよな』
『よくこんなののめんな…』
『だから炭酸入ってりゃうまいんだよ』
『そーかぁ?』
『お前にはまだ早いって』
『うるせ…!それよりジュースほしい!』
『あぁお前すっ転んだ時にこぼしたんだな』


帰りに買うよっていいながらチビをおんぶしてゆっくり歩く一護

一護の背中にしがみつくようにしてたチビ
そっと一護の首に手をまわして

『ごめん……』
『冬獅郎?』
『オレ……あの…』


立ち止まった一護が首だけ後ろに向けて
『冬獅郎……』

いいながら微笑む

『………』

その目に吸い寄せられるみたいにチビの顔が一護の顔へ近づいて

初めて自分からキスをした

すぐに離れて背中に顔をうずめる

『帰ったら続きな?』
『……ん』









続き?続き?
これは冬に漫画で本にしようと思ったネタでした
だが背景がかけないへっぽこなのでやめましたorz

ふ…ふゆにはんずぼんとかほらおかしーじゃん????←見苦しい
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