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近所に夏くらいにカワユい子猫が生まれました(野良)
とんでもなくカワユかったので、しかもとんでもなく人見知りな猫なので
毎日挨拶してました
『おはよー日番谷くん』
『ただいまー日番谷くんv』

さいきんおっきくなってカワユいことはカワユいのだがなんか違うので
「おはよー黒崎くん』

に変えました
成長しない猫がいないとだめね……




ばんそーこ


『疲れた……』
『あー、お前も大変だなw』
『あぁ……』


現世に来てからなんだかんだで言うこと聞かない愉快な仲間たちを
まとめるチビの苦労は相当

一護の学校がお休みなので二人で散歩

でもチビが疲れているようなので遠出は出来ず
近所をうろうろするだけ

『一護 のどかわいた』
『だなー』
『あそこにジュース売ってる!』
『お前何がいい?』


ぶどうジュース片手に公園を覗きベンチに座りたいと言い出すチビ
それに答えつつペプシを一気に半分空ける一護


相当疲れているらしいチビは歩くのもふらふら危なっかしい

『冬獅郎!前見て歩け!』
『わかってるって!そんな言われなくて……うわっ!』

振り返りながら一護に文句を続けようとしたチビの足下に転がってた空き缶
足を踏み出しながらしゃべってたせいで思いっきりバランスくずして前のめり


『ってー!』
『だ、大丈夫か?冬獅郎?』
『なんともねぇよ』
『おま!足擦りむいてるぞ!血ぃ出てる!』
『へーきだってこんくらい……ほっときゃ治る』
『だめだ!ばい菌入ったらどーすんだ!』
『どーもしねーよ!」
『ちょっとここ座ってろ!ばんそうこ買ってくっから!』
『あ、おい!いいって!』


チビの制止も聞かず走り出す一護

一人残されたチビは仕方なくベンチに座って足をぶらぶら
今になってじんじん痛くなってきた

気を紛らわそうと
(そういえばジュース…)
見渡してみたら少し離れたところに転がるチビがまだ一口も飲んでない
ぶどうジュース

(あーあ……ちぇ…のどかわいた!)

ふと見るとベンチの上に一護がおいてったペプシ

(………)

そと手に取って一口飲んでみる

『っ……くぁー…!』

のどがぴりぴりして涙が出てくる

『こんなん飲めねぇ!あー早く一護戻ってこねえかな…ちくしょー』

両手ついて空を見上げる


『冬獅郎ー!』

息を切らせながら公園に戻ってきた一護

『遅い!もう待ちくたびれた!』
『ごめん!そこのコンビニなくてさあっちの薬局まで行ってきた!』
『別にいらないのに……』
『いいから足だせ!』

半ズボンなんて履かなきゃよかった…なんでぶつぶついいながら
一護に膝を向ける

『しみるかもしんないけど…』
『……っ』

想像してたよりはしみなかった

『これでよし!』


チビの膝にばんそうこを貼って

『痛くないか?』
『いたくねぇよ!オレは死神だぞ!バカにすんな!』
『死神だって痛いもんは痛いだろーが』
『お前と一緒にすんな!』
『ほら!おんぶしてやろっか?』
『ばばばばか!一人で歩ける!』
『だよな ははっ ほら!帰ろうぜ!』

いつもはもっとしつこくおんぶだのだっこだの言ってくる一護が
あっさりとひき下がって帰ろうと言い出した

(………)
なんか肩すかしくらったみたいで固まるチビ

『なんだよ!歩けんだろ?行くぞ冬獅郎』
『……』

急に不安になって
今日一日中一護にむかって言った文句が頭ぐるぐるしだして
ほんとは言いたくないのに
どうして文句ばっかり
わがままばっかり言ってしまうんだろう

『い……いちご!』
『ん?』
『あ…あし…い…いたくて』
『うん』
『あ……歩けね…ぇ……』
『うん』
『あ…の…』


くるっと振り返ってチビの前にしゃがんで顔を覗き込む一護

『冬獅郎?はっきりいえよ』
『……』

すっごいやさしい目でチビを見つめてくる

『……んぶ…』
『聞こえねーぞ?』
『…おんぶしてっ!』

いいながら一護をにらんだら
すっげぇうれしそうな一護の笑顔

(…やられた……)

『ほら こいよ!』
『ばか!』
『お前がおんぶしてって言ったんだろ?』

にやりと笑う一護

『もういい!歩く!』
『うはは ごめんごめん!ちょっとからかいたくなったんだって!お前言うこと気かねぇからさ?』
『……う…』


観念したように一護の背中によじ登るチビ
一護のペプシ持ったままだったことに気づき

『コレお前の…』
『あ!忘れてた!もう炭酸抜けちゃってるだろ?お前飲んでみれば?』

言われてコクンと一口飲んでみた

『なんか…変なあじ…』
『炭酸抜けちまうと不味いんだよな』
『よくこんなののめんな…』
『だから炭酸入ってりゃうまいんだよ』
『そーかぁ?』
『お前にはまだ早いって』
『うるせ…!それよりジュースほしい!』
『あぁお前すっ転んだ時にこぼしたんだな』


帰りに買うよっていいながらチビをおんぶしてゆっくり歩く一護

一護の背中にしがみつくようにしてたチビ
そっと一護の首に手をまわして

『ごめん……』
『冬獅郎?』
『オレ……あの…』


立ち止まった一護が首だけ後ろに向けて
『冬獅郎……』

いいながら微笑む

『………』

その目に吸い寄せられるみたいにチビの顔が一護の顔へ近づいて

初めて自分からキスをした

すぐに離れて背中に顔をうずめる

『帰ったら続きな?』
『……ん』









続き?続き?
これは冬に漫画で本にしようと思ったネタでした
だが背景がかけないへっぽこなのでやめましたorz

ふ…ふゆにはんずぼんとかほらおかしーじゃん????←見苦しい
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