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昨日電車で読んでる人がいて、我慢できずに今日友人に人気投票のページ写メってもらった根性なしです…。

最近ブリチが好き過ぎてほんとに死ぬんじゃないかと思ってきた。

そんな今日、はじめて(www)無双5をやってみた。
孫堅で。かこええvマジ男前vvv
だが、他のキャラもうお腹痛くて(笑い過ぎて)しょうがないから、またしばらくもうやんない。

イチヒツ描かなきゃだもーん。



いちごのばか!



冬獅郎が、同じカナリヤ組の男の子に怪我をさせたと聞き、一護は驚いて持っていたコーヒーの入ったマグカップを危うく落としそうになった。
(あっぶねー…)
このマグカップは、幼稚園でオレが使おうと買いに行った時に冬獅郎が選んでくれたものだ。割る訳にはいかない。
(ってそうじゃねぇ!)
慌てて席を立ち、自分の担当のカナリヤ組へ向かう。

室内では園児達が何かを囲むようにぎゃあぎゃあと騒いでいる。
その円のなかから子供の鳴き声と、あやすような隣の組の先生の声がする。
子供の輪をかき分けて円の中心へ入って行くと、

『あ!黒崎先生!』
『!』

困ったように一護を見る隣の組の先生とその腕の中で泣きじゃくる子。
そして、一護の名前を聞いてびくっと肩を震わせるうずくまった冬獅郎。

『冬獅郎!…先生どうしたんですか?何があったんすか?』
『黒崎先生…じつは…冬獅郎君が…』

先生や園児達の話を総合すると、冬獅郎とクラスで一番身体の大きな園児がなにやら言い合い、冬獅郎が転がっていた積み木を思い切りその子に投げつけて怪我をさせたらしい。

『冬獅郎どうしたんだ?何があったんだ?』
『………』

膝を抱え顔を隠すように踞った冬獅郎は何も答えない。

ざわざわと園児達が見守っていろ。
そんな様子に飽きた子供達はさっさと外へ遊びに行ったりしていた。

冬獅郎は友達を作ろうとしないから、これまでケンカなんてしなかった。
一人でいることがほとんどで、それを他の園児にからかわれても、だいたい知らん顔してやり過ごすことが多い。
言い返したりもするが、ケンカまで発展したことはなかった。
そんな冬獅郎が他人を怪我させるなんて…

一護の頭は混乱していた。
一護が相手してやらないとすぐ拗ねて、物に当たったり、物を壊したりはするが、人に向かってなんて…優しい冬獅郎が…

『黒崎先生…』
『…あぁ…はい』

もうすぐ園児達の母親が迎えにやってくる時間だ。
バスの準備も始まる。
大人が出てくるととても面倒な問題になりかねないので、出来れば原因だけでもはっきりさせておきたい。
一護は少し焦ってしまっていた。

『冬獅郎!他の子怪我させちゃだめだろ!ちゃんと謝れ!
『……』
『お前が悪いことしたんだからちゃんとごめんなさいって言うんだ!ほら!冬獅郎!』

全く反応のない冬獅郎にしびれを切らし、一護は手を伸ばし踞る子供の襟首を掴んで持ち上げた。

『こら!冬獅郎!』
『!は…はなせぇ!』

一瞬一護の動きが止まった。
冬獅郎がその大きな大きな瞳からぽろぽろ大粒の涙をこぼしていたから。

『冬獅郎?』

力を抜いて暴れる冬獅郎を床に降ろす。
足が床に着いたとたん冬獅郎は外へ飛び出していってしまった。

『あ!冬獅郎!』
『冬獅郎君!』

慌てて一護は後を追いかける。幼稚園の庭においてある自分のサンダルを引っ掛けて
エプロンもつけたままで。
小さくても足の早い冬獅郎は裸足のままあっという間に幼稚園の外へ走って出て行ってしまった。
普段は閉めっぱなしで鍵のかかっている門なのだが、子供達の嫌が迎えにくる時間になると門を開けておく。この騒ぎで先生達も門への意識が薄れていた。
(しまった!)
庭で遊ぶ子供達が足下に纏わりついてうまく走れない。

なんとか門までたどり着き、外へ出ていったん門を閉める。

『すいません!オレあいつ探してきます!』

言い残してまた走り出す一護。
冬獅郎が門を出て左へ行ったのは見ていた。
迷わず左に走り出す。

『冬獅郎!冬獅郎ー!』

大声で叫びながら速度を落として走る。
園児達を迎えにきた母親が怪訝そうに一護を見ていたが、今はそれどころじゃなかった。
冬獅郎は一護と一緒に帰る。
園児達を送り届けてきたバスが幼稚園に戻って、一護の仕事が終わってから、またバスを出してもらって帰る。
なので冬獅郎は帰り道を知らない。
それにこの寒さで上着も着ないで、靴も履かず飛び出してしまった。

(冬獅郎!)

車になんてはねられたら…!
転んで怪我でもしてたら…!

悪い方へどんどん思考が流される。
しかしそれだけではない。

可愛らしくてとても目立つ容姿の冬獅郎。
一護の一番の心配はそこだ。

もしさらわれたりでもしたら……!

冷や汗と脂汗がどっと出る。

『冬獅郎!』



続くv
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