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きっと最後になるであろう映画を観に舞浜までいく。
思ったより長くやっていてくれてよかったw

ってゆうか観過ぎ。
一生にこんなに観る映画は無いだろう。

自分でもバカだとおもうよ…。

でも日番谷隊長がカワユいのが悪いんだ。




『いちごぉ…』

さっき寝かしつけたと思った冬獅郎がベッドの上で
起き上がっていた
眉をハの字にさせて 小さな手でぎゅっと
タオルケットを握りしめ オレの方を上目使いに見ている

『どした?冬獅郎?』

宿題の英文を訳していた手を止めてオレは冬獅郎の方へ体ごと向けた

今日はオレのうちに泊まった冬獅郎
冬獅郎の家はお隣
あまりにもオレになついてしまって離れようとしない

冬獅郎が生まれた時 あんまりにも可愛い赤ん坊だったので
当時小学生で冬休みに入ったばかりだったオレは
毎日の様に隣の家に遊びに行っては飽きずに
大きな瞳をくりくり動かずちっちゃな冬獅郎を眺めていた

冬獅郎の物心がついた時にはもうオレにべったりで
あの頃はオレは自分の家にいる時間より冬獅郎の家にいる時間の方が長かったんじゃないかと思う
学校から帰って冬獅郎に会いにいくと あれの姿を見つけた冬獅郎はおぼつかない足取りでよたよたと嬉しそうに両手をのばして
『いちごぉ』
と抱きついてくる
その姿があまりにも可愛くて わざとオレからは近づいて行かないようにもしてた

冬獅郎はオレの元にたどり着くと
きゅーっとオレの服をつかんで顔を上げてくれるのだが 頭が重いせいで
すぐ後ろにひっくり返りそうになる
もうたまらなくかわいい

冬獅郎といる時間をたくさん作りたくて 友達とは学校にいる時間内で出来るだけ遊んだし 居残りなんてさせられないように真面目に勉強して 宿題は冬獅郎の家で
することにしてた

冬獅郎が幼稚園に入園してからは 朝はいつもオレがバスに乗せてやって
迎えに行ける時は出来るだけ行った

オレが迎えに行った時のあいつの嬉しそうな顔が好きで
バスを降りて駆け寄ってくる冬獅郎のちっちゃい手を握って

だいぶ後から知ったのだけど 冬獅郎は幼稚園ではいつも一人でいるらしく
友達を作る気配も無いという
あまりしゃべらず みんなが遊んでいる教室のすみっこで一人絵を描いたり
絵本を読んだりしてるんだって…

オレといる時はあんなに元気なのに



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