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昨日、いい加減雪崩が起きかけている同人誌の棚を整理してたんですが、昔買ったブリチ本をうっかり読み始めてしまったw
止まらないどころか、いい話多過ぎて、萌え過ぎて禿げる…。
すっごいみんな突っ走ってる感と、キャラへの愛情がすご過ぎて、禿げた後は泣きそうになりました。
すっごい反省した…。最近のというか自分の本のひどさに…。
ちょっと夏描こうとしてた内容を変更しようかな。
リベリオンが始まる前のみんなの突っ走り方異常wwwwwwwwww
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一ヒツ本!
夏にお配りした無料配布本の続きを持って行きますー。
ちょっと最近バタバタしてて不甲斐ない結果ですが、その分冬は頑張りたいなあ。
続き物なので、1冊目の方も少しですが持って行きますので、よろしければ貰いにきてやってください^^
ああもう早く落ち着いてオタクに専念したいよ…><
夏にお配りした無料配布本の続きを持って行きますー。
ちょっと最近バタバタしてて不甲斐ない結果ですが、その分冬は頑張りたいなあ。
続き物なので、1冊目の方も少しですが持って行きますので、よろしければ貰いにきてやってください^^
ああもう早く落ち着いてオタクに専念したいよ…><
『はちみつトースト2』
冬獅郎の霊圧が近づいてきて、その内に耳で足音も確認出来るようになった。
オレはなぜかそそくさと正座をしてしまう。
なんだこの緊張感は。
きっとそれは冬獅郎が一体どんなもんを運んきてくれるのかという期待と、その10倍くらいの不安からだ。
からりと戸が開いた。
だが、冬獅郎はすぐには入ってこようとはせず、廊下でがたがた何かやっている。
『冬獅郎?』
『…ん、ああちょっと…待て…今…、…あ!!!』
『なんだ?』
いきなり大声を上げた冬獅郎にオレは驚いて駆け寄る。
『うあ…べたべた…』
『冬獅郎…』
廊下には大きな皿がおかれていて、その上にはどうやらさっき持っていたはちみつをたっぷり塗ったバゲット。
そのバゲットに手がついてしまったらしく、冬獅郎の小さな手にはべったりとはちみつが付いてしまっている。
慌てて布巾を取りに部屋の中へ戻ったオレだったが、布巾を取って振り向くと自分の手をぺろぺろと可愛らしく舐める冬獅郎の姿。
いや…エプロン姿でそればまずい…。まずいだろう。
その姿を出来るだけ見ないようにしながら、冬獅郎の手をとってきれいに拭いてやる。
『よし、これでいいだろ』
『ん…待たせて悪かったな』
『いや…しっかしうまそーな匂いだな!』
『あ…うん…』
冬獅郎ははずかしそうに少し顔を赤らめながらも、大きな皿を抱え上げて部屋に入ってきた。
テーブルの真ん中に皿をどんと置くと、満足げに頷いた。
『これ、トースト?はちみつの』
『ああそうだ。雛森に教わったんだ』
『そっか……って随分なかっこだなあ、お前』
よく見れば、真っ白だったはずのエプロンは焦げでも付けたのか、あちこち黒い煤状の物が付いているし、先程も手にくっつけていたように、エプロンにもはちみつであろうものが付いている。
頑張ったなあ。たかがトーストで…。
皿の上のトーストも、大きさも厚さもバラバラ。
そして最初は丁寧に塗っていたであろうはちみつは、途中でめんどくさくなったのか垂らしたようだ。
皿にはみ出して流れている。
だが空腹のオレには、このトーストがとんでもない御馳走に見える。
『なあ、冬獅郎!おれ腹ぺこなんだ。食ってもいいか?』
『ああ…そりゃ…もちろん。今、茶いれる』
『ありがと!そんじゃさっそく!いただきます!』
更に大量に乗せられたトーストを一つとってかじりついた。
バゲットは少し焼きすぎだし、はちみつの量は多いが十分うまい。
『うめえ!うめえぞ!冬獅郎!』
『…そ…そっか。そりゃよかった』
『お前も食えよ』
『あ…ああ』
ふと見れば、冬獅郎はきっちり正座をして両手をそろえて、オレが食うのをじっと見ていた。
緊張していたらしい。
こーゆーとこがこいつの本当にかわいいところだと思う。
小さな手でトーストを持って小さい口で大きくかぶりつく姿も相変わらずかわいい。
たった一口で、冬獅郎の口の周りははちみつでべたべただ。
そんな姿を微笑ましく思いながら、オレは2個目に突入した。
だが、トーストがすごい量なのと、あまりの甘さで途中で飽きてきそうだった。
せっかく冬獅郎がオレの為に作ってくれたものを残す訳にはいかないが。
『あ!ちょっと待ってろ黒崎』
『ん?』
突然立ち上がって部屋を飛び出した冬獅郎。
オレは4つ目のトーストをほおばりながら待つ。
程なくして戻ってきた冬獅郎が持ってきたのはオムレツとサラダ。
綺麗な形に焼かれたオムレツにはケチャップじゃなく、ちゃんとトマトソースであろうものがかかっているし、サラダも彩り鮮やかで盛りつけも綺麗だ。
すっげーうまそうだ。
だが、この出来映えは冬獅郎が作った物とは思えない。
『これ、朝松本が作っておいてくれたんだ…オレ…まだこんなもんしか作れねーし』
『そっか…じゃ、ありがたくいただくぜ』
『ん…』
冬獅郎はどうやら不安そうだ。
そりゃ、乱菊さんが作ったもんはうまい。
あの人は味覚はおかしいが、きちんとしたもんをきちんと作れる。
だから、冬獅郎が心配するのは仕方ない。
だが、オレはそんなもんは関係ない。
料理がうまかろうが下手だろうが、オレにとって冬獅郎が作ったもの以上にうまいもんなんて存在しないからだ。
『うん、オムレツうめー』
『そう…だよな…うまい…な』
フォークでちょこっとだけ食べた冬獅郎の顔が更に曇った。
『でも、オレはこのトーストがいっちばんうめえよ』
『…うそつくな…』
『うそなんかつくかよ。本当だって』
『…』
『オレ甘いもん大好きだし、お前だってはちみつトースト好きだろ?』
『ああ…』
『ほら、お前も食わねえとオレ全部食っちまうぞ?』
『ああ…それなら大丈夫だ、まだ台所にこのトーストはまだまだあるから』
『あ…そか…』
『心配しないで食っていいぞ黒崎。オレおかわり持ってくるから』
『いや…あ…ありがと』
再び台所へと行った冬獅郎が戻ってきた時、その手には先程の数倍の量のはちみつトーストがあった。
『…それ全部作ったのか?』
『もちろんだ』
『うん…頑張るよ…』
見ただけで胸焼けを起こしそうな量。
一体何人分のトーストなんだ…。
せめてバターだけとか、ガーリックパウダーだとか、味を変えてくれたら食えるのかもしんないが。
さすがに全部はちみつでは、さすがのオレでも無理だ。
だが、オレがうまいと言ったのが嬉しかったか、冬獅郎の目がいつもより輝いてて、そんな目で見つめられてしまっては残せない。
まあ、今日は時間はたっぷりあるわけだし。
何時間かかってでも全部食おう。
しばらくはちみつなんて見たくなくなるだろうが。
そして、結局夕方近くまでこのランチタイムは続き、なんとか全部平らげることが出来た。
オレの腹はもう限界だ。
『食ったー…あー』
『黒崎、晩飯は?』
『あ…いやーこんだけ食えば今日はもういいよ』
さすがにもう今日は何も食いたくはない。
『じゃあ…デザート…』
『え?まだあるのか?』
『ああ、はちみつプリンだ。折角だから晩飯も食ってけよ…用意はしてあるんだ。ホットケーキを焼いてはちみつ…』
『あー…ってまたはちみつかよ!』
『うまいぞ?』
そりゃ、うまいだろうけど…。
『とりあえずさ、冬獅郎…オレちょっとその辺走ってくっから。梅干しとか塩とか用意しといてくんね?』
愛する冬獅郎の手料理だ。
こうなったらとことん食ってやる。
もたれた胃をさすりながら、オレは部屋を飛び出した。
全く、少しは考えてメニューを考えてくれたらいいんだが。
もしくは量を。
『早いとこ戻れよ!晩飯は19時からだからな!』
『オッケー!わかった!』
振り返れば、可愛らしいエプロン姿で叫ぶ冬獅郎。
なんだか、かわいい奥さんに見送られて仕事に行くような気分だ。
そう思っただけで、胸焼けが少し薄れて行くのを感じた。
出来るだけ運動して、そんで風呂借りてから冬獅郎のホットケーキを食おう。
一生懸命フライパンと格闘している冬獅郎を想像しながらオレははしりまくった。
ちなみに、夕食のホットケーキの量は、昼飯のトーストよりすごかった。
積み上げたら冬獅郎の身長くらいありそうな量。
朝までかかるだろうか。
それもまあいいか。
冬獅郎と一緒にいられる時間が増えるしな。
冬獅郎の霊圧が近づいてきて、その内に耳で足音も確認出来るようになった。
オレはなぜかそそくさと正座をしてしまう。
なんだこの緊張感は。
きっとそれは冬獅郎が一体どんなもんを運んきてくれるのかという期待と、その10倍くらいの不安からだ。
からりと戸が開いた。
だが、冬獅郎はすぐには入ってこようとはせず、廊下でがたがた何かやっている。
『冬獅郎?』
『…ん、ああちょっと…待て…今…、…あ!!!』
『なんだ?』
いきなり大声を上げた冬獅郎にオレは驚いて駆け寄る。
『うあ…べたべた…』
『冬獅郎…』
廊下には大きな皿がおかれていて、その上にはどうやらさっき持っていたはちみつをたっぷり塗ったバゲット。
そのバゲットに手がついてしまったらしく、冬獅郎の小さな手にはべったりとはちみつが付いてしまっている。
慌てて布巾を取りに部屋の中へ戻ったオレだったが、布巾を取って振り向くと自分の手をぺろぺろと可愛らしく舐める冬獅郎の姿。
いや…エプロン姿でそればまずい…。まずいだろう。
その姿を出来るだけ見ないようにしながら、冬獅郎の手をとってきれいに拭いてやる。
『よし、これでいいだろ』
『ん…待たせて悪かったな』
『いや…しっかしうまそーな匂いだな!』
『あ…うん…』
冬獅郎ははずかしそうに少し顔を赤らめながらも、大きな皿を抱え上げて部屋に入ってきた。
テーブルの真ん中に皿をどんと置くと、満足げに頷いた。
『これ、トースト?はちみつの』
『ああそうだ。雛森に教わったんだ』
『そっか……って随分なかっこだなあ、お前』
よく見れば、真っ白だったはずのエプロンは焦げでも付けたのか、あちこち黒い煤状の物が付いているし、先程も手にくっつけていたように、エプロンにもはちみつであろうものが付いている。
頑張ったなあ。たかがトーストで…。
皿の上のトーストも、大きさも厚さもバラバラ。
そして最初は丁寧に塗っていたであろうはちみつは、途中でめんどくさくなったのか垂らしたようだ。
皿にはみ出して流れている。
だが空腹のオレには、このトーストがとんでもない御馳走に見える。
『なあ、冬獅郎!おれ腹ぺこなんだ。食ってもいいか?』
『ああ…そりゃ…もちろん。今、茶いれる』
『ありがと!そんじゃさっそく!いただきます!』
更に大量に乗せられたトーストを一つとってかじりついた。
バゲットは少し焼きすぎだし、はちみつの量は多いが十分うまい。
『うめえ!うめえぞ!冬獅郎!』
『…そ…そっか。そりゃよかった』
『お前も食えよ』
『あ…ああ』
ふと見れば、冬獅郎はきっちり正座をして両手をそろえて、オレが食うのをじっと見ていた。
緊張していたらしい。
こーゆーとこがこいつの本当にかわいいところだと思う。
小さな手でトーストを持って小さい口で大きくかぶりつく姿も相変わらずかわいい。
たった一口で、冬獅郎の口の周りははちみつでべたべただ。
そんな姿を微笑ましく思いながら、オレは2個目に突入した。
だが、トーストがすごい量なのと、あまりの甘さで途中で飽きてきそうだった。
せっかく冬獅郎がオレの為に作ってくれたものを残す訳にはいかないが。
『あ!ちょっと待ってろ黒崎』
『ん?』
突然立ち上がって部屋を飛び出した冬獅郎。
オレは4つ目のトーストをほおばりながら待つ。
程なくして戻ってきた冬獅郎が持ってきたのはオムレツとサラダ。
綺麗な形に焼かれたオムレツにはケチャップじゃなく、ちゃんとトマトソースであろうものがかかっているし、サラダも彩り鮮やかで盛りつけも綺麗だ。
すっげーうまそうだ。
だが、この出来映えは冬獅郎が作った物とは思えない。
『これ、朝松本が作っておいてくれたんだ…オレ…まだこんなもんしか作れねーし』
『そっか…じゃ、ありがたくいただくぜ』
『ん…』
冬獅郎はどうやら不安そうだ。
そりゃ、乱菊さんが作ったもんはうまい。
あの人は味覚はおかしいが、きちんとしたもんをきちんと作れる。
だから、冬獅郎が心配するのは仕方ない。
だが、オレはそんなもんは関係ない。
料理がうまかろうが下手だろうが、オレにとって冬獅郎が作ったもの以上にうまいもんなんて存在しないからだ。
『うん、オムレツうめー』
『そう…だよな…うまい…な』
フォークでちょこっとだけ食べた冬獅郎の顔が更に曇った。
『でも、オレはこのトーストがいっちばんうめえよ』
『…うそつくな…』
『うそなんかつくかよ。本当だって』
『…』
『オレ甘いもん大好きだし、お前だってはちみつトースト好きだろ?』
『ああ…』
『ほら、お前も食わねえとオレ全部食っちまうぞ?』
『ああ…それなら大丈夫だ、まだ台所にこのトーストはまだまだあるから』
『あ…そか…』
『心配しないで食っていいぞ黒崎。オレおかわり持ってくるから』
『いや…あ…ありがと』
再び台所へと行った冬獅郎が戻ってきた時、その手には先程の数倍の量のはちみつトーストがあった。
『…それ全部作ったのか?』
『もちろんだ』
『うん…頑張るよ…』
見ただけで胸焼けを起こしそうな量。
一体何人分のトーストなんだ…。
せめてバターだけとか、ガーリックパウダーだとか、味を変えてくれたら食えるのかもしんないが。
さすがに全部はちみつでは、さすがのオレでも無理だ。
だが、オレがうまいと言ったのが嬉しかったか、冬獅郎の目がいつもより輝いてて、そんな目で見つめられてしまっては残せない。
まあ、今日は時間はたっぷりあるわけだし。
何時間かかってでも全部食おう。
しばらくはちみつなんて見たくなくなるだろうが。
そして、結局夕方近くまでこのランチタイムは続き、なんとか全部平らげることが出来た。
オレの腹はもう限界だ。
『食ったー…あー』
『黒崎、晩飯は?』
『あ…いやーこんだけ食えば今日はもういいよ』
さすがにもう今日は何も食いたくはない。
『じゃあ…デザート…』
『え?まだあるのか?』
『ああ、はちみつプリンだ。折角だから晩飯も食ってけよ…用意はしてあるんだ。ホットケーキを焼いてはちみつ…』
『あー…ってまたはちみつかよ!』
『うまいぞ?』
そりゃ、うまいだろうけど…。
『とりあえずさ、冬獅郎…オレちょっとその辺走ってくっから。梅干しとか塩とか用意しといてくんね?』
愛する冬獅郎の手料理だ。
こうなったらとことん食ってやる。
もたれた胃をさすりながら、オレは部屋を飛び出した。
全く、少しは考えてメニューを考えてくれたらいいんだが。
もしくは量を。
『早いとこ戻れよ!晩飯は19時からだからな!』
『オッケー!わかった!』
振り返れば、可愛らしいエプロン姿で叫ぶ冬獅郎。
なんだか、かわいい奥さんに見送られて仕事に行くような気分だ。
そう思っただけで、胸焼けが少し薄れて行くのを感じた。
出来るだけ運動して、そんで風呂借りてから冬獅郎のホットケーキを食おう。
一生懸命フライパンと格闘している冬獅郎を想像しながらオレははしりまくった。
ちなみに、夕食のホットケーキの量は、昼飯のトーストよりすごかった。
積み上げたら冬獅郎の身長くらいありそうな量。
朝までかかるだろうか。
それもまあいいか。
冬獅郎と一緒にいられる時間が増えるしな。
『はちみつトースト』
今日は珍しく冬獅郎が昼飯を作ってくれるという。
何かの冗談かと思ったが本気らしい。
『は?お前が?料理?嘘だろ?』
と、聞き返したら殴られた。
『いいか、黒崎!昼飯は12時からだ!送れずに来いよ!』
と言い残して、さっさと尸魂界へと帰った冬獅郎。
オレがあっちに行くのも結構大変なんだけどな…。
しかし、愛する冬獅郎の手料理となれば行かないわけがない。
だが、以前あいつの作った料理を食った時には本当の意味でオレの魂は尸魂界に旅立ちそうになった。
一体冬獅郎に何が起こったのか、オレに飯を作ってくれるなんて。
まあ、とにかく嬉しいことに変わりはない。
遅刻するわけには行かないので、浦原さんに予定を伝え、昼に間に合うようにあっちに行ける手配をしてもらう。
そして、あり得ないくらい早い時間に就寝。
すっきりとした朝。
いやあ、自分でも良く寝たと思う。
ちと起きるのが早過ぎたか。
時計はまだ午前7時。
ゆっくり用意してもまだまだ時間があまりそうだ。
早めに家を出て、冬獅郎に土産でも買って行こう。
鼻歌混じりに支度をするオレを家族は気持ち悪いものを見る目で見ているが、そんなのは気にしない。
冬獅郎に会えるだけでも嬉しいのだ。
浮かれて当然だ。
予定より早く家を出て、冬獅郎の好きなお菓子を買い込む。
一旦家に戻り、コンにオレの身体を預けて、今度こそ冬獅郎の元へ。
見慣れた十番隊隊舎の執務室に向おうとして、足を止める。
(昼飯の容易してるってことは休みか?アイツ)
ちょうどその時、目の前を横切った隊士を捕まえて聞いたところ、やはり冬獅郎は公休だそうだ。
だが、朝からいそいそ買い物に出かけたりしているらしい。
オレの為にお寝坊な冬獅郎が朝っぱらから活動してるなんて…。
ちょっと感慨深い。
にやにやし出したオレを、他の隊士達が遠巻きに見ている。
いかんいかん、オレかっこわるすぎる。
頬をペチペチと叩き、心を落ち着けて、改めて冬獅郎の自室へと向う。
相変わらず廊下は広くてあちこち曲がらなければならず、ややこしい。
何回か道を尋ねつつ、なんとか見慣れた角まで来ると、とたとたという可愛らしい足音が聞こえた。
角から飛び出してきたのは、オレの予想通り。
可愛いオレの恋人。
『冬獅郎!』
『うお!黒崎!』
『どした…そん…なに…いそい…って…ええええええ!』
目の前にいるのは確かに冬獅郎なのだが、いつもの死覇装ではない。
だが、たまに見かける、私服の着物でもない。
白い。
白いふわふわなものが肩当りと背中あたりに見える。
『え…エプロン?は…はだか?』
『あ…、いや…あの…』
冬獅郎は、新婚の若妻よろしく、フリルのたくさん着いた真っ白なエプロンをしていた。
背中で結ばれたリボンも、冬獅郎の身体に合わず大きくて、そのアンバランスさがかわいい。
そして、一瞬裸に見えてしまったのは、冬獅郎が着ているものが、タンクトップとホットパンツだったからだ。
『…なんてかっこしてるんだよ…』
『…う…うるせえ!みんなしてオレの着物どっかに隠しやがって、こんなのしか無かったんだ!』
『でも、エプロンは?』
『こ…これは松本が…料理するときは必ずつけるもんだって…。違うのか?』
『いや!いやいやいや、必ずつけるんだぜ!』
さすがは乱菊さん。
毎回のことだがいい仕事をしてくれる。
正面から見たら、裸エプロンという男子の憧れの姿。
本来なら、乱菊さんの様なスタイルの女性がこういう格好をすれば、破壊的な魅力を振りまくのだろうが、オレにはそれでは刺激が強すぎる…。
情けない話しだが。
冬獅郎がこんな格好をしていると、色気とかそんなのより、まるで人形みたいでそれはそれでとんでもなくかわいいのだ。
そして冬獅郎はオレに作ってくれるであろう飯の材料を、両手で抱えている。
その姿が、また殺人的にかわいいのだ。
大きなバゲットとはちみつらしき大きな瓶のようだ。
『と、とにかく部屋でまってろよ!すぐ作ってくるから!』
『おう』
そう言って冬獅郎はまた、とたとたと可愛らしい足音を立てて去って行った。
部屋に入ると、きちんと座布団が敷かれており、テーブルにはコップやお茶の用意がしてあった。
座布団にどっかりと座り、くつろぐ。
『ふー…、しっかしまたなんつーか…あのかっこはヤバいよな…。ヤバい』
今、冬獅郎は台所でオレの飯を作ってくれているのだろうが、そこまで行くのには他の隊士達ともすれ違ったり、台所を使っている奴らに見られたりと危険がいっぱいではないか。
『ちょ…、こんなとこでくつろいでる場合じゃねーだろオレ!』
あわてて立ち上がったオレは、急いで部屋を出ると、来た通路を走って戻り始めた。
『台所の場所…わかんねーな…あ!ちょっと!あのさ!台所ってドコだ?』
近くにいた死神を捕まえて聞くと、どうやら逆方向らしい。
例を言って去ろうとすると、そいつはオレの袖を掴んで引き止めた。
『ん?なんだ?』
『今台所行っても入れないっすよ。結界張ってありますから』
『…結界』
どうやら冬獅郎は、結界を張って誰も台所へ入れないようにして料理をしているらしい。
少し安心したオレは、冬獅郎に言われた通り部屋で待つことにした。
『あー…腹減ったなあー』
朝から何も食っていないせいで、腹ぺこだ。
お茶だけでも先に飲んでしまおうか…と思った所で、冬獅郎の霊圧が近づいてきたのに気づいた。
つづく
今日は珍しく冬獅郎が昼飯を作ってくれるという。
何かの冗談かと思ったが本気らしい。
『は?お前が?料理?嘘だろ?』
と、聞き返したら殴られた。
『いいか、黒崎!昼飯は12時からだ!送れずに来いよ!』
と言い残して、さっさと尸魂界へと帰った冬獅郎。
オレがあっちに行くのも結構大変なんだけどな…。
しかし、愛する冬獅郎の手料理となれば行かないわけがない。
だが、以前あいつの作った料理を食った時には本当の意味でオレの魂は尸魂界に旅立ちそうになった。
一体冬獅郎に何が起こったのか、オレに飯を作ってくれるなんて。
まあ、とにかく嬉しいことに変わりはない。
遅刻するわけには行かないので、浦原さんに予定を伝え、昼に間に合うようにあっちに行ける手配をしてもらう。
そして、あり得ないくらい早い時間に就寝。
すっきりとした朝。
いやあ、自分でも良く寝たと思う。
ちと起きるのが早過ぎたか。
時計はまだ午前7時。
ゆっくり用意してもまだまだ時間があまりそうだ。
早めに家を出て、冬獅郎に土産でも買って行こう。
鼻歌混じりに支度をするオレを家族は気持ち悪いものを見る目で見ているが、そんなのは気にしない。
冬獅郎に会えるだけでも嬉しいのだ。
浮かれて当然だ。
予定より早く家を出て、冬獅郎の好きなお菓子を買い込む。
一旦家に戻り、コンにオレの身体を預けて、今度こそ冬獅郎の元へ。
見慣れた十番隊隊舎の執務室に向おうとして、足を止める。
(昼飯の容易してるってことは休みか?アイツ)
ちょうどその時、目の前を横切った隊士を捕まえて聞いたところ、やはり冬獅郎は公休だそうだ。
だが、朝からいそいそ買い物に出かけたりしているらしい。
オレの為にお寝坊な冬獅郎が朝っぱらから活動してるなんて…。
ちょっと感慨深い。
にやにやし出したオレを、他の隊士達が遠巻きに見ている。
いかんいかん、オレかっこわるすぎる。
頬をペチペチと叩き、心を落ち着けて、改めて冬獅郎の自室へと向う。
相変わらず廊下は広くてあちこち曲がらなければならず、ややこしい。
何回か道を尋ねつつ、なんとか見慣れた角まで来ると、とたとたという可愛らしい足音が聞こえた。
角から飛び出してきたのは、オレの予想通り。
可愛いオレの恋人。
『冬獅郎!』
『うお!黒崎!』
『どした…そん…なに…いそい…って…ええええええ!』
目の前にいるのは確かに冬獅郎なのだが、いつもの死覇装ではない。
だが、たまに見かける、私服の着物でもない。
白い。
白いふわふわなものが肩当りと背中あたりに見える。
『え…エプロン?は…はだか?』
『あ…、いや…あの…』
冬獅郎は、新婚の若妻よろしく、フリルのたくさん着いた真っ白なエプロンをしていた。
背中で結ばれたリボンも、冬獅郎の身体に合わず大きくて、そのアンバランスさがかわいい。
そして、一瞬裸に見えてしまったのは、冬獅郎が着ているものが、タンクトップとホットパンツだったからだ。
『…なんてかっこしてるんだよ…』
『…う…うるせえ!みんなしてオレの着物どっかに隠しやがって、こんなのしか無かったんだ!』
『でも、エプロンは?』
『こ…これは松本が…料理するときは必ずつけるもんだって…。違うのか?』
『いや!いやいやいや、必ずつけるんだぜ!』
さすがは乱菊さん。
毎回のことだがいい仕事をしてくれる。
正面から見たら、裸エプロンという男子の憧れの姿。
本来なら、乱菊さんの様なスタイルの女性がこういう格好をすれば、破壊的な魅力を振りまくのだろうが、オレにはそれでは刺激が強すぎる…。
情けない話しだが。
冬獅郎がこんな格好をしていると、色気とかそんなのより、まるで人形みたいでそれはそれでとんでもなくかわいいのだ。
そして冬獅郎はオレに作ってくれるであろう飯の材料を、両手で抱えている。
その姿が、また殺人的にかわいいのだ。
大きなバゲットとはちみつらしき大きな瓶のようだ。
『と、とにかく部屋でまってろよ!すぐ作ってくるから!』
『おう』
そう言って冬獅郎はまた、とたとたと可愛らしい足音を立てて去って行った。
部屋に入ると、きちんと座布団が敷かれており、テーブルにはコップやお茶の用意がしてあった。
座布団にどっかりと座り、くつろぐ。
『ふー…、しっかしまたなんつーか…あのかっこはヤバいよな…。ヤバい』
今、冬獅郎は台所でオレの飯を作ってくれているのだろうが、そこまで行くのには他の隊士達ともすれ違ったり、台所を使っている奴らに見られたりと危険がいっぱいではないか。
『ちょ…、こんなとこでくつろいでる場合じゃねーだろオレ!』
あわてて立ち上がったオレは、急いで部屋を出ると、来た通路を走って戻り始めた。
『台所の場所…わかんねーな…あ!ちょっと!あのさ!台所ってドコだ?』
近くにいた死神を捕まえて聞くと、どうやら逆方向らしい。
例を言って去ろうとすると、そいつはオレの袖を掴んで引き止めた。
『ん?なんだ?』
『今台所行っても入れないっすよ。結界張ってありますから』
『…結界』
どうやら冬獅郎は、結界を張って誰も台所へ入れないようにして料理をしているらしい。
少し安心したオレは、冬獅郎に言われた通り部屋で待つことにした。
『あー…腹減ったなあー』
朝から何も食っていないせいで、腹ぺこだ。
お茶だけでも先に飲んでしまおうか…と思った所で、冬獅郎の霊圧が近づいてきたのに気づいた。
つづく
びっくりだ!もう9月に入っていたなんてwww
ちっとも涼しくならないからわからんよう。
あっついのは好きだけどもw
ひつがやかいませんかだとか坊ちゃんがかわいいだとかあろいすが可愛過ぎて死ねるとか、もしかしてルカの方がかわういんではないかとか、なんか頭のなかぐっちゃぐちゃ。
でもとりあえずジャンプもとんでもねーことになっているし。
んで、9月ってことで、来月スパークじゃん!と今日受付ハガキが来てて気づく。
昨日新刊の表紙の下書きをしたんですが、ひつがやくんがまた最近しょたしょたしすぎて大反省…。
冬コミこそはかっこいい日番谷描くんだ!←何回目の宣言か。
ちょっと最近やりたいことがあってどたばたしてるんで、SSも上げれずもやもやしてますが、きちんと近々UPしたいと思います!
夏コミ終わるとさ、ほぼ毎月イベントっていう日々が始まるよね!
うはは大変だ!
イラストとかもたくさん描きたいなーってか、いつまでもこんなヘタッピじゃダメだよねとか思いつつ…><
そういやスパークは一ヒツサークルが少なくとも4つですよ!皆様!
やったー!!!!
すげーよ!何この奇跡!
わーいわーい!夢じゃ無いよね!!!
この調子で冬よか2月にあるオンリーとか一ヒツが増えまくったらいいな!!!
ちっとも涼しくならないからわからんよう。
あっついのは好きだけどもw
ひつがやかいませんかだとか坊ちゃんがかわいいだとかあろいすが可愛過ぎて死ねるとか、もしかしてルカの方がかわういんではないかとか、なんか頭のなかぐっちゃぐちゃ。
でもとりあえずジャンプもとんでもねーことになっているし。
んで、9月ってことで、来月スパークじゃん!と今日受付ハガキが来てて気づく。
昨日新刊の表紙の下書きをしたんですが、ひつがやくんがまた最近しょたしょたしすぎて大反省…。
冬コミこそはかっこいい日番谷描くんだ!←何回目の宣言か。
ちょっと最近やりたいことがあってどたばたしてるんで、SSも上げれずもやもやしてますが、きちんと近々UPしたいと思います!
夏コミ終わるとさ、ほぼ毎月イベントっていう日々が始まるよね!
うはは大変だ!
イラストとかもたくさん描きたいなーってか、いつまでもこんなヘタッピじゃダメだよねとか思いつつ…><
そういやスパークは一ヒツサークルが少なくとも4つですよ!皆様!
やったー!!!!
すげーよ!何この奇跡!
わーいわーい!夢じゃ無いよね!!!
この調子で冬よか2月にあるオンリーとか一ヒツが増えまくったらいいな!!!