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『ま…松本…!』
『乱菊さん!』
話に夢中になっていたオレ達の前に、豊満な胸を揺らしながら腰に手を当て、
にこやかに微笑んでいるのは松本乱菊。
かくれんぼで、隠れていた子供を見つけた鬼のように楽しそうな笑みを浮かべてはいるが、その目は真剣だった、
『隊長!ささ!諦めて戻ってください。みんなお待ちかねですよ?』
『誰が戻るか!』
『そんな事言わないでくださいよう!後は隊長が来てくれればパーティ始められるのに…』
『じゃあパーティなんてすんな』
『もう!ずっとここにいる気ですか?』
『明日になったら戻ってやる』
『もーう』
この二人の言い争いには慣れっこだし、いつも乱菊さの応援をする事が多かったオレだが、今日ばかりは冬獅郎の肩を持たねばならない。
『あの…乱菊さん。冬獅郎今日オレんちのパーティにでるって話が…』
『一護はだまってて』
『…はい…』
乱菊さんも本気だ。
まあ、冬獅郎の話の内容からすれば、あっちでは今か今かとおひなさまの登場を待ち構えているだろうから、ここはなんとしても連れて帰りたいだろう。
だが、冬獅郎はいやがっているし、オレもいやだ。
『誰か適当なヤツにおひなさまやらせればいいだろう!』
『隊長よりかわいい子なんていませんもん!』
『かわいいて言うな!』
『かわいいものはかわいいんですから!ほらー時間もなくなっちゃいますよー』
『うるせえ!ぜってー戻らねえ!』
冬獅郎は腕を組み、乱菊さんを睨みつけている。
それを困ったように見下ろす乱菊さん。
『んもー…どうしよう…あいつらから貰ったお金でいいお酒買っちゃったのよねー…』
そういうことか…。
『てめえ…自分の上司を金で売るなよ…』
『あらいやだ!聞こえてました?』
『てめえの独り言はいつもでかいんだよ』
『とにかくそーゆーことですから!』
『い・や・だ!』
『隊長ー…』
とうとう冬獅郎は乱菊さんのシカトし始めた。
まあ…気持ちはわかる…。
だが、このままでは乱菊さんもかわいそうだ。
手ぶらで帰ったら待っているみんなががっかりするのは目に見えている。
この為にカメラを新調した奴らも多いと聞く。
やれやれ…冬獅郎の人気はすごいもんだ…。
『冬獅郎…少しだけ行ってやったらどうだ?』
『は?』
『オレもついて行くからさ…』
『なに言ってんだお前…』
『いや…乱菊さんもこのまま戻れないだろーしさ…なんかまあ…みんなお前を待ってるんだろ?お前は嫌かもしんねーけどさ、すぐ終わらせて後はこっちくれば…』
『さっすが一護!隊長ー、みんなもう待ちくたびれてますよ?一護もああ言ってることですし』
『……』
『夜にはこっちもどれば…』
『ばか!!!!!』
『と、冬獅郎?』
『隊長!』
いきなり叫んだ冬獅郎は、オレ達が呼び止めるのも聞かず窓から出て行ってしまった。
『ど…どうしたんだ冬獅郎…』
『どうしましょう…またにげられちゃったわ…』
開け放たれた窓を見つめたまま、オレと乱菊さんはしばし放心していた。
冬獅郎はおひなさまをやることを、心底いやがっているようだった。
冬獅郎をかくまうと言ったオレが、死神達の味方をしたと思ったのだろうか…。
オレだってそんな危ないところに冬獅郎を戻すのは嫌だが、乱菊さんや純粋に雛祭りを楽しみにしているであろう死神たちがすこしかわいそうだと思って言っただけで…。
オレが一緒に行けばいざというとき冬獅郎を護れるし…。
だが、今度はオレまでもが冬獅郎を完全に怒らせてしまった。
でも、先程出て行った冬獅郎は怒っているというより、少し傷ついたような顔をしているように見えたのは気のせいだろうか…。
とにかく、こうなったら他の死神より先に冬獅郎をみつけなければ… 冬獅郎が…いや、冬獅郎を見つけた鮪が見が危ない。
この街に氷像がいくつも出来てしまう。
『とにかくオレは冬獅郎を探して連れて行きますから、乱菊さんは先に戻っててください』
『…うーん…しかたないわね…じゃあよろしく』
一人部屋にもこされたオレは、冬獅郎を探すべく集中してみるがもともと霊圧をたどるのは苦手だし、きっと冬獅郎は霊圧を完全に消しているだろう。
『何処にいるんだ…あいつ…』
尸魂界に戻ったとは考えにくいから、きっとまだこの辺にいるだろう。
オレは留守をコンに頼むと、冬獅郎と同じように自室も窓からとびだした。
『乱菊さん!』
話に夢中になっていたオレ達の前に、豊満な胸を揺らしながら腰に手を当て、
にこやかに微笑んでいるのは松本乱菊。
かくれんぼで、隠れていた子供を見つけた鬼のように楽しそうな笑みを浮かべてはいるが、その目は真剣だった、
『隊長!ささ!諦めて戻ってください。みんなお待ちかねですよ?』
『誰が戻るか!』
『そんな事言わないでくださいよう!後は隊長が来てくれればパーティ始められるのに…』
『じゃあパーティなんてすんな』
『もう!ずっとここにいる気ですか?』
『明日になったら戻ってやる』
『もーう』
この二人の言い争いには慣れっこだし、いつも乱菊さの応援をする事が多かったオレだが、今日ばかりは冬獅郎の肩を持たねばならない。
『あの…乱菊さん。冬獅郎今日オレんちのパーティにでるって話が…』
『一護はだまってて』
『…はい…』
乱菊さんも本気だ。
まあ、冬獅郎の話の内容からすれば、あっちでは今か今かとおひなさまの登場を待ち構えているだろうから、ここはなんとしても連れて帰りたいだろう。
だが、冬獅郎はいやがっているし、オレもいやだ。
『誰か適当なヤツにおひなさまやらせればいいだろう!』
『隊長よりかわいい子なんていませんもん!』
『かわいいて言うな!』
『かわいいものはかわいいんですから!ほらー時間もなくなっちゃいますよー』
『うるせえ!ぜってー戻らねえ!』
冬獅郎は腕を組み、乱菊さんを睨みつけている。
それを困ったように見下ろす乱菊さん。
『んもー…どうしよう…あいつらから貰ったお金でいいお酒買っちゃったのよねー…』
そういうことか…。
『てめえ…自分の上司を金で売るなよ…』
『あらいやだ!聞こえてました?』
『てめえの独り言はいつもでかいんだよ』
『とにかくそーゆーことですから!』
『い・や・だ!』
『隊長ー…』
とうとう冬獅郎は乱菊さんのシカトし始めた。
まあ…気持ちはわかる…。
だが、このままでは乱菊さんもかわいそうだ。
手ぶらで帰ったら待っているみんなががっかりするのは目に見えている。
この為にカメラを新調した奴らも多いと聞く。
やれやれ…冬獅郎の人気はすごいもんだ…。
『冬獅郎…少しだけ行ってやったらどうだ?』
『は?』
『オレもついて行くからさ…』
『なに言ってんだお前…』
『いや…乱菊さんもこのまま戻れないだろーしさ…なんかまあ…みんなお前を待ってるんだろ?お前は嫌かもしんねーけどさ、すぐ終わらせて後はこっちくれば…』
『さっすが一護!隊長ー、みんなもう待ちくたびれてますよ?一護もああ言ってることですし』
『……』
『夜にはこっちもどれば…』
『ばか!!!!!』
『と、冬獅郎?』
『隊長!』
いきなり叫んだ冬獅郎は、オレ達が呼び止めるのも聞かず窓から出て行ってしまった。
『ど…どうしたんだ冬獅郎…』
『どうしましょう…またにげられちゃったわ…』
開け放たれた窓を見つめたまま、オレと乱菊さんはしばし放心していた。
冬獅郎はおひなさまをやることを、心底いやがっているようだった。
冬獅郎をかくまうと言ったオレが、死神達の味方をしたと思ったのだろうか…。
オレだってそんな危ないところに冬獅郎を戻すのは嫌だが、乱菊さんや純粋に雛祭りを楽しみにしているであろう死神たちがすこしかわいそうだと思って言っただけで…。
オレが一緒に行けばいざというとき冬獅郎を護れるし…。
だが、今度はオレまでもが冬獅郎を完全に怒らせてしまった。
でも、先程出て行った冬獅郎は怒っているというより、少し傷ついたような顔をしているように見えたのは気のせいだろうか…。
とにかく、こうなったら他の死神より先に冬獅郎をみつけなければ… 冬獅郎が…いや、冬獅郎を見つけた鮪が見が危ない。
この街に氷像がいくつも出来てしまう。
『とにかくオレは冬獅郎を探して連れて行きますから、乱菊さんは先に戻っててください』
『…うーん…しかたないわね…じゃあよろしく』
一人部屋にもこされたオレは、冬獅郎を探すべく集中してみるがもともと霊圧をたどるのは苦手だし、きっと冬獅郎は霊圧を完全に消しているだろう。
『何処にいるんだ…あいつ…』
尸魂界に戻ったとは考えにくいから、きっとまだこの辺にいるだろう。
オレは留守をコンに頼むと、冬獅郎と同じように自室も窓からとびだした。
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