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土曜日が7週連続雨なんだって。




てるてるぼうず。


『いちご!これ!これつけて』
『ん?てるてるぼうず?』

リビングで雑誌を読んでいたオレの膝に飛び乗って来た冬獅郎が持っていたのはてるてるぼうず。
今日、幼稚園で作ったものらしい。

そういや、まだ梅雨でもないのに、ここずっと雨が続いている。
冬獅郎も毎日のように黄色の長靴と傘というコーディネートだ。

『おう。じゃああそこの窓につるそうか』
『うん!はやくはやく!』
『へいへい…じゃ、お前オレから降りろ』
『やだ』
『……』

こいつは…。
人の膝で跳ねるし、副は引っ掴むし、ほっとくとこのままオレの身体をよじ上り始める。

『いててて!いてーよ!冬獅郎!』
『はやくつけろよー!』
『わかったから髪ひっぱるな!』

オレの髪を力任せに引っ張る冬獅郎の手を掴み、片手で小さな身体を抱えると、オレは窓際に寄った。
カーテンを開けると、相変わらず外は雨が降り続いていて、やむ気配もない。
ここしばらくは、冬獅郎大好きな公園に行けないので、ストレスが溜まっているようだし、早く晴れてくれないとオレが困る。

『ここでいいか、じゃあひも結ぶから冬獅郎ちょっとおりててな』
『ん』

今度は素直に返事をして、オレの腕からするりと降りた冬獅郎は、一生懸命背伸びをしてオレの手元を見ている。
そんな姿がとても愛らしい。

てるてるぼうずをひもで吊るし、軽く指でつつくと、それはゆらゆらとゆれている。
よく見れば、てるてるぼうずの顔は冬獅郎が描いたのか、とても芸術的センスだった。
…多分オレの顔を描いたんだろう。
てるてるぼうずのあたまがオレンジだ。

『これ、オレの顔か?』
『うん!』

一応確かめてみると、元気に肯定されてしまった。

『だって、いちごのかみはたいようとおんなじ色だから』
『え?』
『これみたら、たいようもうれしいかとおもって』
『そっか…』

子供らしい発想にオレの頬は途端に緩んでしまう。
思わず抱き上げてほお擦りをし、勢いで可愛らしいくちびるにやさしくキスまでしてしまった。
すると、無邪気にオレの首に手を回して抱きついてくる。

『なーいちご、明日はれる?』
『きっと晴れるよ!お前が頑張っててるてる坊主つくったんだからな』
『ほんとか?じゃあブランコのれる?』
『乗れるって!明日晴れたら公園行こうな』
『おう!』

元気に返事をした冬獅郎を抱いたまま、オレはソファに戻って座るとテレビをつける。
ニュースばかりで冬獅郎の興味ありそうな番組はやっていない。
そのままテレビは流したまま、オレは冬獅郎の頭を撫でながら、テーブルに広げた雑誌を見ていた。
しばらくオレの読んでいる雑誌を一緒に眺めていた冬獅郎だったが、つまらなくなったのか、オレの方に身体を向けてオレの旨に顔を埋めて来た。

『ん?眠いか?ベッド行くか冬獅郎?』
『んーん…』

冬獅郎が寝やすいように、抱き直す。
するとすぐに寝息が聞こえてきた。

このまま晩飯まで寝かしておいてやろう。
冬獅郎のおでこに軽くキスをすると、オレは雑誌をめくり始めた。







よく寝る子は別に育たないと思う。
あたしがそれを実証している。

しかし今日は寒いですね。
羽毛布団しまってからこんなに寒くならないでほしいもんだ…><



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