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つづき

『なー、そいつ腹減ってんじゃねーの?ずいぶん鳴いてるぜ?』
『あ…あぁ…そうかもな…』
『なんか持って来てやるよ!ちと待ってろ』
『悪い……』
『いいって』

オレは冬獅郎の腕のなかで鳴き続けている子猫に、何かえさを…とキッチンへ行った。
冷蔵庫を開けると、とりあえずミルクを取り出し、皿へ注ぐ。
こんだけじゃダメかと思い、子猫でも食べられそうなものを探すが、見当たらなかった。
ペットなんて飼ったことはないから、どんなもんがいいのかなんてオレには分からない。
仕方ないので、ミルクだけあげて、その他は後で冬獅郎と買いに行こう。

部屋へ戻ると、小さな子猫とオレの子猫がじゃれ合っていた。
……なんだか分からないが、 胸がもやもやする。

『冬獅郎!ほらミルク持って来たぞ』
『あ…ほら、お前のメシだぞ?』
『なー』

皿を床においてやると、冬獅郎の足下で遊んでいた子猫が、ミルクの匂いに誘われ、すぐに駆け寄って来た。
そして、小さな舌を起用に使って、ミルクを飲み始めた。

『すげー腹へってたんだな…』
『……うん』

しばらくして、満腹になった子猫は、重くなったお腹でよたよたになりながら、また冬獅郎の元へ戻る。
冬獅郎の膝によじ上ると顔や身体の毛繕いを始める。

『かわいいなー…、ってかすっげちっせえ…』
『…こんなに小さいのに一人ぼっちだな…』

冬獅郎が、なんだか寂しい事をつぶやいた。

冬獅郎が子猫の背を撫でている。
それが気持ちが良いのか、子猫の目がとろんとしてきて、小さな身体を丸めて眠ってしまった。
冬獅郎は、子猫が寝てからもその小さな背をずっと撫で続けている。

『良い飼い主探そうな!』
『あぁ…そうだな』

少し冬獅郎の顔が明るくなった。

しかし、このままこの子猫を置いていって大丈夫だろうか…。
せっかく気持ち良さそうに寝ているのに、外に連れ出すのも可哀想だ。

『なぁ…こいつのエサ買いに行く間、思うとに預けてくるよ』
『…いーよ…エサは一護が買ってくればいーだろ…』
『えー…オレ冬獅郎と出かけんの、結構楽しみにしてたのに…』
『うっせーな…いいから、いってこいよ』

冬獅郎は、もうオレの方を見もせずに子猫の寝顔ばかり見ている。
その表情は、さっきからの言動とは裏腹にとても柔らかく、うっすら微笑んでいるようにも見えて、オレは少しだけ子猫に嫉妬した。





なんだか、こんなくだらないような、つまんないようなイチヒツの日常が常に頭にわいて、いっぱいいっぱいです。
二人の日常だけでしやわせになれるのは、なんだかお得ですw

して、今日もるりたんは、日番谷にしかみえませんでちたwww
いや、るりたん本人も相当カワユいんですけどv
もう、ほんとるりたんとヒツは双子でいい。
一護を取り合えばいい。


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