ブログ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『冬獅郎くんのくいず』
日曜日。
あいにくの雨で外に出られないということで、兄弟は今日は一日家で大人しく遊ぶことにした。
兄の一護は小学5年生。
真面目な彼は午前中には宿題を済ませ、昼ご飯を食べた後しばらく弟とテレビを観ていた。
だが、テレビを観たいと行った張本人が何か思いついたように子供部屋へと言ってしまったので、テレビを消してマンガを読むことにした。
弟の冬獅郎は幼稚園に通うまだ小さい子。
だが、乱暴さとわがままさは兄を遥かに超えている。
朝ご飯のトーストに塗るジャムがいちごジャムじゃないから嫌だと言ってすねるし、宿題をしている一護のを邪魔してノートに落書きを始めるわで、やりたい放題。
昼ご飯の後はマンガを読もうとした一護をテレビに付き合わせたのに、自分からとっとといなくなる始末。
一護は『はーあ』と軽いため息を着いたが、実は冬獅郎が本当はとっても優しい子なのを知っているため、たびたび起こす弟の癇癪や我が儘は、これも兄の仕事と思いしっかり対応していた。
一護がマンガに集中し始めてからしばらく経った頃、2階の子供部屋から冬獅郎がトタトタと降りて来た。
『いちご!くいずだぞ!』
『え?クイズならさっきテレビで観たじゃないか、答えわかってるんだぞー』
先程冬獅郎が観たいと言って二人で観ていたテレビは子供向けのクイズ番組。
その途中で何かを思い着いたように冬獅郎はリビングを出ていったのだ。
てっきり飽きたのだろうと思っていた一護だったが、どうやらそうではなくて冬獅郎は自分でクイズを作っていたようだ。
『おれがつくったんだ!もんだいだぞ!』
『おー!お前がつくったのか!』
『もんだい!オレがいまかんがえているのはなんだかわかるかー!』
『は?なんだよそれ…わかる訳ねーだろ?』
そんなクイズでは誰だってお手上げだ。
一護は得意満面な弟の顔をじっと見ていたが、ふと思いついた様ににやりと笑って見せた。
たまにはこのわがまま王子様にいたずらをするのも良いかも…と思ったのだ。
『冬獅郎、今のクイズは難しすぎるよ。もっと簡単なのにしてくれよ』
『しょうがねーな、じゃあつぎのもんだい!おれがすきなおかしはなんでしょうか!』
『おかしか…どうせドーナツだろ?』
即答した一護に対し、冬獅郎はにやりを笑って一護を見た。
『4つあるんだぞ!』
『うーん…じゃあ、チョコとケーキ!』
『あといっこあるぞ!』
首をひねって考える振りをする一護。
それを嬉しそうに見る冬獅郎。
一護には答えがわかっていたが、すぐに当てて仕舞えば冬獅郎はすぐにすねるし、間違った答えを言って天狗にさせてはいたずらにならない。
そこで一護はこう答えてみた。
『冬獅郎、あーほらあれだ!あれだろ?あれ』
『アイスか?』
『うん、そう』
『ぜんぶあたった!いちごすげえ!』
冬獅郎t…お前ってやつは…とは口に出さない一護だった。
『つぎのもんだい!』
『まだあるのか?』
『うん』
ごそごそとポケットから紙きれを出し、それを読み上げる冬獅郎。
『いちご!もんだいだ!おれはオムライスとハンバーグどっちがすきか!』
『…』
お前がハンバーグ完食してるのなんて見たことねーよ…と思いつつ一護は一生懸命考える振りをした。
『はやくこたえろよ!』
『うーん…』
焦らしながら冬獅郎の顔を見ると、今にも『オムライス』といいたげな表情。
その顔がおかしくて思わず笑いそうになったが、ぐっとこらえてもう一どさっきと同じ手を使う。
『冬獅郎、正解のほうだろ?』
『ん?オムライスか?』
『そうそう、オムライス』
『あたあたりだ!』
面白い。
一護は笑い出したい衝動を押さえるのに必死だった。
冬獅郎はうんうんとしばらくうなった後にすっと立ち上がり子供部屋へと走って行った。
また次の問題を考えてくるのだろう。
こんどはどんなやり方でからかってやろうかな…などと一護の方も弟で遊部方法を考え始めた。
間もなく午後3時。
冬獅郎の大好きなアイスが今日のおやつの筈だ。
元ネタは紅星んちの姉妹www
おねえちゃんのナイス誘導とそれにまんまと乗る可愛い妹の日記からお借りしたネタwww
多少変えてありますがほぼこんなやり取りwww
可愛くて仕方ないよ!!!
紅星ありがとう!!!!!!
日曜日。
あいにくの雨で外に出られないということで、兄弟は今日は一日家で大人しく遊ぶことにした。
兄の一護は小学5年生。
真面目な彼は午前中には宿題を済ませ、昼ご飯を食べた後しばらく弟とテレビを観ていた。
だが、テレビを観たいと行った張本人が何か思いついたように子供部屋へと言ってしまったので、テレビを消してマンガを読むことにした。
弟の冬獅郎は幼稚園に通うまだ小さい子。
だが、乱暴さとわがままさは兄を遥かに超えている。
朝ご飯のトーストに塗るジャムがいちごジャムじゃないから嫌だと言ってすねるし、宿題をしている一護のを邪魔してノートに落書きを始めるわで、やりたい放題。
昼ご飯の後はマンガを読もうとした一護をテレビに付き合わせたのに、自分からとっとといなくなる始末。
一護は『はーあ』と軽いため息を着いたが、実は冬獅郎が本当はとっても優しい子なのを知っているため、たびたび起こす弟の癇癪や我が儘は、これも兄の仕事と思いしっかり対応していた。
一護がマンガに集中し始めてからしばらく経った頃、2階の子供部屋から冬獅郎がトタトタと降りて来た。
『いちご!くいずだぞ!』
『え?クイズならさっきテレビで観たじゃないか、答えわかってるんだぞー』
先程冬獅郎が観たいと言って二人で観ていたテレビは子供向けのクイズ番組。
その途中で何かを思い着いたように冬獅郎はリビングを出ていったのだ。
てっきり飽きたのだろうと思っていた一護だったが、どうやらそうではなくて冬獅郎は自分でクイズを作っていたようだ。
『おれがつくったんだ!もんだいだぞ!』
『おー!お前がつくったのか!』
『もんだい!オレがいまかんがえているのはなんだかわかるかー!』
『は?なんだよそれ…わかる訳ねーだろ?』
そんなクイズでは誰だってお手上げだ。
一護は得意満面な弟の顔をじっと見ていたが、ふと思いついた様ににやりと笑って見せた。
たまにはこのわがまま王子様にいたずらをするのも良いかも…と思ったのだ。
『冬獅郎、今のクイズは難しすぎるよ。もっと簡単なのにしてくれよ』
『しょうがねーな、じゃあつぎのもんだい!おれがすきなおかしはなんでしょうか!』
『おかしか…どうせドーナツだろ?』
即答した一護に対し、冬獅郎はにやりを笑って一護を見た。
『4つあるんだぞ!』
『うーん…じゃあ、チョコとケーキ!』
『あといっこあるぞ!』
首をひねって考える振りをする一護。
それを嬉しそうに見る冬獅郎。
一護には答えがわかっていたが、すぐに当てて仕舞えば冬獅郎はすぐにすねるし、間違った答えを言って天狗にさせてはいたずらにならない。
そこで一護はこう答えてみた。
『冬獅郎、あーほらあれだ!あれだろ?あれ』
『アイスか?』
『うん、そう』
『ぜんぶあたった!いちごすげえ!』
冬獅郎t…お前ってやつは…とは口に出さない一護だった。
『つぎのもんだい!』
『まだあるのか?』
『うん』
ごそごそとポケットから紙きれを出し、それを読み上げる冬獅郎。
『いちご!もんだいだ!おれはオムライスとハンバーグどっちがすきか!』
『…』
お前がハンバーグ完食してるのなんて見たことねーよ…と思いつつ一護は一生懸命考える振りをした。
『はやくこたえろよ!』
『うーん…』
焦らしながら冬獅郎の顔を見ると、今にも『オムライス』といいたげな表情。
その顔がおかしくて思わず笑いそうになったが、ぐっとこらえてもう一どさっきと同じ手を使う。
『冬獅郎、正解のほうだろ?』
『ん?オムライスか?』
『そうそう、オムライス』
『あたあたりだ!』
面白い。
一護は笑い出したい衝動を押さえるのに必死だった。
冬獅郎はうんうんとしばらくうなった後にすっと立ち上がり子供部屋へと走って行った。
また次の問題を考えてくるのだろう。
こんどはどんなやり方でからかってやろうかな…などと一護の方も弟で遊部方法を考え始めた。
間もなく午後3時。
冬獅郎の大好きなアイスが今日のおやつの筈だ。
元ネタは紅星んちの姉妹www
おねえちゃんのナイス誘導とそれにまんまと乗る可愛い妹の日記からお借りしたネタwww
多少変えてありますがほぼこんなやり取りwww
可愛くて仕方ないよ!!!
紅星ありがとう!!!!!!
PR
この記事にコメントする