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入稿終わって今日は休みだー!と何をしようかおとといあたりから考え、まず蒼天航路を観て、鋼を観て、貯めに貯めたアニブリを観て、グレンラガンみようと思ってたのですよ。
おやつに囲まれてアニメ三昧というオタクの鏡みたいにしようと思ってましたw

朝というか昼前、疲れから足をつって起床w
よく寝ながら足つるんですよ…。

んで掃除して、洗濯して、とりあえず昼ご飯食べながら蒼天航路。
軽い感じにの『ならばよし!』にがっかりしつつ『アモーレ』に大爆笑ですよ。
鋼を流しつつ仕事のシフトチェックとかしてたら、ショタケの通知がまだ来てない事を思い出した。
数日前に来てないよメールをしたら、発送忘れがあったらしく、ドキドキしながら待っていたのですよ。
来てたー!スペース貰えてたwってことで、なんだか急にそわそわしだしてしまい荷物の準備とか値札とか作り始めて、気がついたら肝心のアニブリ観てないよ!

せっかくゆっくりしようと思ってたのにー…。
休みの日はぼさっとしてると、時計が早送りなんじゃないかと思う時がある…。
結局いろいろ処理とか、片付けしてたら夜になってて今日も終わるー…。
今週末は悪あがきコピー本でも作ろうと思ってたのですが、アニブリ上映に変えようかなw
レッドクリフ2も観る前に、1もっかい観ておきたいし…。
あんまり時間ないなあ…。

サイトにもイラストとか増やしたいのにな…。

しかし、明日から仕事が鬼のように忙しくなるので、週末は寝てるだろうな…。
荷物だけは忘れずに出さないと!




『幸せの時間3』

柔らかな日差しをあびながら、一護と日番谷は散歩していた。
食後の散歩はなんとも気持ちのいいもので、いつも昼休みは急いで食事をして昼寝をしていた日番谷は『こういうのも悪くないな…』と思った。
頬を撫でる風が心地よい。

だが、せっかく一護が来ているのだから、なにかしたり、どこかへ連れて行ったりもしたい。
相変わらず太陽の光はやんわりと日番谷を包み、これからの時間のことを考えてようとする脳の動きを鈍らせる。

『冬獅郎、どうかしたか?』
『…え?いや…』
『さっきの店のこと…気にしてるのかと思って…。お前さっきから黙ったままだし』
『…別に…それより、お前どこか行きたいところとかはないのか?』
『…うーん…って言われてもな、尸魂界ってあんまし面白そうなとこねーしな…』
『わるかったな…』
『いやいや…いいところはたくさんあるんだぜ?自然もいっぱいだし。っていうか、オレお前とこうして散歩してるだけでも十分楽しいけど?』
『…』

驚いた顔をして自分を見上げる日番谷に、一護はにっこりと微笑みかける。
一瞬ぽかんとしていた日番谷だったが、瞬時に顔が赤くなってしまい、それを隠すように顔を背けて大股に歩き出した。

『お…おい、待てよ!』
『…』

早足で歩くが、一護はすぐに追いついて来て横に並ぶ。

『冬獅郎?』

日番谷が今度は走り出した。
振り返りもせずにものすごい勢いで走る。

『ちょ…おい!冬獅郎って!』

あっけにとられ、一瞬立ち尽くした一護だったが、すぐに自分も走りだし、日番谷をおいかけ始める。

『待てよ!どこ行くんだよ!』
『…』

更にスピードを上げて走る日番谷。
それを必死に追いかける一護。

気がつけば二人とも瞬歩なみの早さで走っていた。
街を抜け、住宅地域を抜けて、だだっ広い草原に出た。
それでも日番谷は止まらず駈ける。

やがて、大きな樹立っている丘まで来た。
樹はとても大きく、翠の葉をそよがせながらどっしりと生えていた。

日番谷はその樹の下まで来ると、唐突に立ち止まった。
数秒送れて一護も日番谷のもとへたどり着く。

『はぁ…はぁ…なんだよ…どうしたっ…てんだよ冬獅…郎』
『…』

一護はおおきく肩で息をし。言葉を途切れさせながら、目の前で同じように肩を上下させている日番谷に問いかけた。

『…つ…かれた…』
『…はぁ?』
『疲れちまった』

そう一言言うと日番谷はその場に大の字に転がった。
一護が慌てて駆け寄り、日番谷の顔を覗きこんだ。
その顔がうっすら笑みを浮かべているのに気がつくと、一護も日番谷の隣に横になった。

『すっげー気持ちいいな…』
『あぁ…』

寝転がったまま二人は青空を見上げる。
ゆっくりと流れる雲と柔らかな日差し。
走り回って火照った体を撫でるそよ風。
大木の葉が奏でるさわさわという音が耳に心地よい。

『ったく…いきなり走り出すから驚いたぜ?』
『…ふん…お前がきちんと鍛えてるか確かめてやっただけだ』
『ちぇ…かわいくねーの…』
『可愛いなんて言われて嬉しいと思うか?』

突然、一護が日番谷の手を掴み、自分の方に引き寄せた。
そのまま日番谷の体を掬い上げると、仰向けに寝転がっている自分の体に乗せて抱きしめた。

『お…おい!はなせよ!』

一護の胸に手を突っ張り、腕の中から逃れようとする日番谷だったが、一護と視線が合うとにっこりと微笑まれ、観念したようにその胸に顔を埋めた。

『オレにとっては、冬獅郎は可愛い恋人なんだけどな…』
『だから…かわいいって言うな…』
『可愛いもんはかわいいんだよ…しかたないじゃん』
『仕方なくない』
『じゃあなんて言うんだよ…』
『自分で考えろ…』
『やっぱ…かわいい…としか…ってー』

日番谷はしつこくかわいいと言い続ける一護の頬を両手でひっぱたいた。
うっすらと小さな日番谷の手形が一護の頬についた。

『少し黙れ』
『はい…わかりました』

素直に大人しくなった一護の胸に耳をぴったりと寄せると、一護の鼓動が聞こえて来てふわふわとしたいい気分になってきた。
このまま眠ってしまいそうだ、と日番谷が瞼を閉じかけたとき、背中に回された一護の腕に少し力がこめられたのに気づいた。

『なぁ…』
『黙れって言ったろ』
『…オレ…今すげー幸せ』
『…そりゃよかったな』
『お前は、冬獅郎は?』
『眠い』
『なんだよ…それ』

首だけをあげて、抗議してこようとした一護の頬を先程よりは弱く叩く。
叩かれた頬を軽く押さえた一護は、両手を体の脇に投げ出す。

『オレは殺気から冬獅郎に殴られて眠くも何とも…』
『黙れ……』

日番谷そのまま今までとは反対の耳を一護の胸につけた。

『眠いんだよ…今』
『ちぇ…せっかく二人でいるのに眠いなんて…』
『ばぁか…眠いってことは安心してるんだ。お前の体…あったかい。こうしてお前の鼓動聞いてると…心地いい…』
『冬獅郎…』
『うるせー…』

全身の力を抜き、全てを一護の体に預けている日番谷。
自分の体の上で今にも寝てしまいそうな日番谷に一護は声もかけられずに黙ってしまった。
仕方がないので、空を流れる雲を眺めていたのだが、ふと気がつくと自分の手にいつの間にか日番谷の手が重ねられていた。
ぬくもりを欲するように小さく握りしめられた拳が、一護の手のひらに乗せられている。

思わず微笑んだ一護は、その小さな手を暖めるように包みこみ、目を閉じた。

(このままオレまで寝ちまったら二人して風邪ひいちまうな…)

そう思ったが、どうやら本当に眠ってしまったらしい日番谷のぬくもりが心地よくて、一護もだんだんとにじり寄ってくる睡魔に負けてまどろみ始めた。

さわやかな風と温かい日差し。
お互いの手を握り合いながら、まどろむ時間。

つかの間の幸せの時間。


おわる




肉布団好きなんですよーだ。



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